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図●国内モバイルデバイス市場 出荷台数予測、2013年~2019年
図●国内モバイルデバイス市場 出荷台数予測、2013年~2019年
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 調査会社のIDC Japanは2015年12月16日、国内のモバイルデバイス市場に関する調査結果を発表した。スマートフォン市場とタブレット市場(eReaderを除く)、PC市場、通信データカードなどのData Communicationを合計した市場に関する調査で、それによると、2015年第3四半期のモバイルデバイス出荷台数は、前年同期比4.2%増の1077万台に拡大。2015年通年では、市場の過半数を占めるスマートフォン市場の底支えはあるものの、家庭市場向け出荷が同1.8%減の3802万台、ビジネス市場向け出荷が23.6%減の1026万台と予測。合計で前年比7.4%減の4828万台にとどまると分析した()。

 同社は2015年第3四半期のモバイルデバイス市場の動向について、スマートフォン市場やタブレット市場は二ケタ成長となったものの、PC市場がWindows XPサポート終了にともなう特需の反動の継続、円安による平均価格上昇の影響で買替えサイクルが長期化。出荷台数が同21.9%減の大幅なマイナス成長となったため、モバイルデバイス市場全体では1桁成長にとどまったと分析した。

 同社は、市場分野別でも動向を調査。それによると、2015年第3四半期の出荷状況は、スマートフォン市場が新製品の投入によって前年同期比13.1%増のプラス成長、タブレット市場も通信事業者向け出荷の好調に支えられ同29.1%増となった。

 2015年通期の予測について、同社は、PC市場では同市場の約6割を占めるビジネス市場でのPC買替えサイクルの長期化や、過剰な流通在庫の解消が進まないことが予測されると指摘。また、家庭市場では、PCの購買を促進する要素が少なく、ビジネス市場同様に過剰な流通在庫が短期的に解消せず、ITサプライヤーの生産/出荷調整が続くという。このため、2015年のPC市場は3割強のマイナス成長が続くと予測した。

 一方、タブレット市場は、ビジネス市場での導入が進むと予測。しかし、家庭市場ではWi-Fiモデルを中心にキラーアプリケーション不在の状況が続き、大型スマートフォンとの競合によって、タブレット市場全体としては2015年通年で前年比マイナス成長になると指摘している。スマートフォン市場については、各通信事業者によるスマートフォンの下取りなどのキャンペーンによる買替え需要によって、プラス成長を予測している。

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