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 米IDCが現地時間2015年12月17日公表した世界のウエアラブル機器市場に関するリポートによると、2016年における世界出荷台数は1億1110万台となり、2015年の8000万台から約40%増加する見通し。ウエアラブル機器の年間出荷台数は今後28%の年平均成長率で伸び、2019年には2億1460万台に達すると予測している。

 同社によると、現在最も一般的なウエアラブル機器の種類は、フィットネストラッカーなどの「リストバンドタイプ」。だが、今後さまざまなフォームファクターの機器が急速に増えていくと同社は見ている。

 IDCのシニアリサーチアナリストJitesh Ubrani氏によると、シャツや靴下、帽子などに取りつける「衣服タイプ」、めがね型などの「アイウエアタイプ」、イヤホンなどの「イヤウエアタイプ」の機器は今のところ普及の初期段階。だがこれらの機器の次世代モデルはユーザーエクスペリエンスが大幅に改善され、人間の能力を補うものになる可能性があるという。

 IDCが推計する2015年におけるフォームファクタ別の出荷台数比率は、「リストバンドタイプ」が49.75%で最も多く、これに「腕時計タイプ」が42.76%で次ぐ。またクリップやストラップなどで体の一部に装着する「モジュラータイプ」は6.49%。これらに対し「衣服タイプ」は0.5%、「アイウエアタイプ」は0.2%、「イヤウエアタイプ」は0.1%にとどまるという。

 このうち今後最も人気が高まるとIDCが予測するウエアラブル機器は、腕時計タイプかつサードパーティーのアプリを動かすことができるスマートウオッチ。その2016年における出荷台数は3430万台で、2015年の2130万台から約60%増加する見通し。スマートウオッチは今後42.8%の年平均成長率で伸び続け、2019年には8830万台に達すると同社は見ている。

 IDCはスマートウオッチのOS別出荷台数についても調査している。それによると2015年の推計出荷台数は米Appleの「watchOS」が1300万台(シェア61.3%)で首位。これに米Googleの「Android Wear」が320万台(同15.2%)で次ぐ。このほか、米Pebble Technologyの「Pebble OS」は180万台(同8.6%)、韓国Samsung Electronicsの「Tizen」は170万台(同8.2%)になると推計している。

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