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写真1●「SDNのこれまでとこれから ~活用事例と最新動向~」というテーマで講演する鈴木氏(右)と中島氏
写真1●「SDNのこれまでとこれから ~活用事例と最新動向~」というテーマで講演する鈴木氏(右)と中島氏
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 「企業の事例でSDNは、たいていが仮想ネットワークを作りたいという用途と、その仮想ネットワークを柔軟にしたいとか、あるシステムと連動させたいといった領域で使われる」――。NEC情報・ナレッジ研究所の鈴木一哉氏はこう説明した。

 鈴木氏は、2014年11月18日に開幕したInternet Week 2014で、「まだ間に合う! NFVとSDNの基本から最新動向まで」と題するセッションに登壇。NTT未来ねっと研究所の中島佳宏氏と「SDNのこれまでとこれから ~活用事例と最新動向~」というテーマで講演した(写真1)。

写真2●NECの情報・ナレッジ研究所の鈴木一哉氏
写真2●NECの情報・ナレッジ研究所の鈴木一哉氏
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 鈴木氏はSDNの概論として、「なぜSDNなのか」について解説(写真2)。その理由が「大規模なデータセンターを、低コストに運用したい」「構成変更を迅速に行いたい」「サービス要件からネットワークを設計したい」の3点にあるとした。

 鈴木氏は従来のネットワーク機器の課題として、「自律分散が故の動作の複雑さがあった」「装置の制限により、提供可能なサービスが限定されていた」といった点をを指摘したうえで、これらの課題を解決するため「ネットワークの制御部をプログラム可能にしたものがSDN」とした。具体的な手段としては、OpenFlowやCisco onePK、ベアメタルスイッチを紹介し、それぞれの違いを説明している。

 さらにデータセンター内のネットワーク仮想化やVLANを使った際の課題を解説し、OpenFlowのOverlayアプローチとHop-by-hopアプローチでこれらの課題を解決できることを紹介した。

写真3●NTT未来ねっと研究所の中島佳宏氏
写真3●NTT未来ねっと研究所の中島佳宏氏
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 中島氏は、SDN最新動向として標準化の動きと SDN/OpenFlow実装動向を解説した(写真3)。標準化動向では、「I2RS(Interface to the Routing System)」や「SPRING(Source Routing, Segment Routing)」の概要を話した後、OpenFlowを中心としたSDN関連プロトコルの標準化団体「Open Networking Foundation」の活動から、標準化の進展を解説した。OpneFlowについては、現在策定中のバージョン1.5の内容などをこれまでのバージョンの経過を含めて整理した。