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 岩手県は2015年2月14日に、位置情報を使った米Googleのスマートフォン向けゲーム「Ingress(イングレス)」を観光振興などに活用するイベントの第2弾として、「ハック&キャンドルin盛岡」を開催する。11回目を迎える地元の観光イベント「もりおか雪あかり2015」の最終日に合わせて開催、相乗効果をはかる狙い。2014年11月9日に開催したイベント「ポータル探して盛岡街歩き」の成功(関連記事:50人強、7グループが盛岡街歩き、岩手県のIngressイベントは「大成功」)を受け、Ingressを使った本格的な観光振興に向けて動きだす。

 来年2月に開催する「ハック&キャンドルin盛岡」は、もりおか雪あかりの会場となる盛岡市内中心部で、プレイヤーにIngressを自由に楽しんでもらう趣向。参加プレイヤーに対しては県から参加章を発行し、雪あかりとの連携や参加プレイヤーが交流する各種の関連企画への参加も促す。

 地元の店舗などに協力を募り、参加プレイヤーに対して商品・サービスの割引や充電環境の提供といったサービスも準備する。関連企画の内容などを含むイベントの詳細については12月24日に放送を予定する県のインターネット配信番組や岩手県の公式Facebookなどで公表する。

 もりおか雪あかりは2005年にスタート。岩手公園や盛岡駅前など市内の数カ所に分かれた会場を、約4万個の雪で作ったキャンドルや雪像で飾る。年々来場者が増え、2014年には約8万人を動員するイベントに育っている。

 「ハック&キャンドルin盛岡」を企画・主催する県庁内の組織「岩手県庁Ingress活用研究会」は、Ingressが観光振興などに活用できると見て、2014年9月に発足した(関連記事:岩手県がスマホゲーム「Ingress」を観光振興などに活用 )。11月には26人の一般参加者を含む50人強で、盛岡市内にゲームの要となる仮想の拠点「ポータル」を申請して回る街歩きイベントを実施した。

 このイベントの成功がGoogleの支援につながり、当時約60個しかなかった盛岡市内のポータルはイベント後に大幅に増えており、東北屈指のポータル密集地帯に育ちつつある。今回のイベントはこの状況を活用し、Ingressと既存の観光イベントを結びつける試み。来春以降の本格的な観光活用に向けた試金石となりそうだ。