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写真●FieldAnalyst for Gateのサンプル画面
写真●FieldAnalyst for Gateのサンプル画面
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 NECソリューションイノベータは2014年12月15日、定点カメラによる映像から人物を検出し、その顔画像をもとに性別と年齢層を自動的に推定し、計測結果を出力するシステム「FieldAnalyst」(写真)の新バージョンを発表、同日販売を開始した。新版では、SDK(共有ライブラリー)をAndroidやEmbedded Linux(組み込み用Linux)向けにも用意し、組み込み開発に利用できるようにした。さらに、Wi-Fiカメラなど、接続可能なカメラの種類を増やした。

 FieldAnalystは、同社が2007年から提供している顔認識エンジンソフトである。カメラ映像に映った人物を認識し、性別と年齢層を推定できるため、店舗に来客した客層の分析や、デジタルサイネージが見られているかどうかといった調査などに利用できる。顔認識エンジンのSDK「FieldAnalyst SDK」を提供するとともに、同エンジンを採用した二つの応用アプリケーション(客層分析の「FieldAnalyst for Gate」と、デジタルサイネージ効果測定の「FieldAnalyst for Signage」)を提供する。

 新版では、SDKとアプリケーションの動作OSを拡大した。従来、二つのアプリケーションの稼働環境はWindows(Windows 7/8.1、Windows Server 2012 R2)に限られていたが、新たにLinux(Red Hat Enterprise Linux Workstation v6.4)版を用意した。一方、エンジンSDKについては、WindowsとLinux(Red Hat)だけでなく、新たにEmbedded Linux(組み込み用Linux)とAndroidでも利用できるようにした。

 SDKの実装形態は共有ライブラリーで、Windows向けがC++のDLL(Dynamic Link Library)、LinuxおよびAndroid向けがC++のso(Shared Objects)である。これらを呼び出して利用できる任意の開発言語を使ってユーザーアプリケーションを開発できる。例えば、WindowsならC++、C#、Javaなど、LinuxならC++、Javaなど、組み込みLinuxならC++、AndroidならJavaを利用できる。なお、SDKでは、人物検出、顔検出、性別/年齢推定、笑顔認識、顔装着物(メガネ、サングラス、マスク)認識、---の五つのエンジンを提供する。

 価格(税別)は以下の通り。SDKの「FieldAnalyst SDK」は、開発ライセンスが250万円で、開発したアプリケーションの利用時にはランタイムライセンスが別途必要。アプリケーションは、店舗来場者客層分析システム「FieldAnalyst for Gate」とデジタルサイネージ視認効果分析システム「FieldAnalyst for Signage」ともに40万円。