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 石川県の北國銀行は、年末年始を利用して新しい勘定系システムに移行した。営業店システムなども同時に刷新した。新システムは2015年1月4日から稼働しており、現在のところ「順調に稼働している」(北國銀行)という。

 北國銀行が移行した新勘定系システムは、Windowsで動作する日本ユニシス製のオープン勘定系パッケージ「BankVision」を採用している。OSは「Windows Server 2012」、データベースには「SQL Server 2012」を使う。営業店システムは、同じく日本ユニシスの「BANK_FIT-NE」を利用する。

 同行は元々、日本IBM製メインフレーム上で稼働する勘定系システムを利用しており、同じIBMユーザーである千葉銀行などとシステム共同化プロジェクト「TSUBASA(翼)プロジェクト」に参加している。コールセンター向けシステムなどの共同化を進めてきたが、勘定系システムや営業店システムは独自の道を選んだ格好だ。

 BankVisionを利用した勘定系システムを稼働させた地銀はこれで9行目。2017年度にはさらに、大垣共立銀行が利用を開始する見込みである。

 利用行を伸ばしているBankVisionだが、2015年は勝負の年になりそうだ。既存ユーザーである鹿児島銀行が、日立製作所製の勘定系システムを共同利用する肥後銀行との経営統合協議を進めているからである(関連記事:共同利用か自前か、風雲急の地銀再編と勘定系システムの行方)。利用行をさらに増やせるか、あるいは初めて既存ユーザーを失うことになるのか。受注合戦が熱を帯びそうだ。