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 韓国Samsung Electronicsは現地時間2015年2月18日、モバイル決済技術の米LoopPayを買収することで両社が合意したと発表した。SamsungはLoopPay獲得により、モバイルコマース事業をいっそう加速させたいとしている。買収金額などの詳細については明らかにしていない。

 Samsungが米Appleの「Apple Pay」に対抗する独自のモバイル決済サービスを立ち上げるためにLoopPayと協議していることは、昨年12月に報じられていた(関連記事:Samsung、Apple Payに似た決済サービスの開発で米新興企業と交渉中)。

 LoopPayは2012年に設立され、米マサチューセッツ州バーリントンに本拠を置いている。同社が消費者に販売している小型機器「LoopPay Card」や「LoopPay Fob」は、あらかじめクレジットカードなどの磁気ストライプ情報を記録し、店舗の決済端末に近づけてタップするとカード情報が無線で送信され、決済手続きが行える。LoopPayのシステムは既存の決済端末の仕組みを利用しているため、LoopPayによれば、現在使用されているPOS端末の約90%は専用機器などを追加することなく導入できるという。

 LoopPayは買収後、Samsungの米国法人Samsung Electronics Americaの完全子会社となる。LoopPay共同創業者であるWill Graylin最高経営責任者(CEO)とGeorge Wallner最高技術責任者(CTO)はSamsungのモバイル部門と密に連携する。

 SamsungはLoopPayの技術を使ったモバイル決済システムを「Galaxy」スマートフォンの次期モデル「Galaxy S6」に搭載すると見られている。Galaxy S6は、スペインのバルセロナで開催されるモバイル関連展示会「Mobile World Congress(MWC)」に合わせて同社が開催するイベントで3月1日に披露される見込み(米CNET)。

[発表資料(Samsungのプレスリリース)]
[発表資料(LoopPayの告知)]