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写真●日本IBM 執行役員 クラウド事業統括担当の小池裕幸氏
写真●日本IBM 執行役員 クラウド事業統括担当の小池裕幸氏
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 「企業は、これまでのベストプラクティス(勝ちパターン)をクラウドとモバイルをベースとしたものに入れ替えていく必要に迫られている。入れ替えのスピードを加速するのが、PaaSだ」---。2015年3月13日、「Cloud Days Tokyo/ビッグデータEXPO/スマートフォン&タブレット/Security/IoT Japan」で、日本IBM 執行役員 クラウド事業統括担当の小池裕幸氏(写真)が、「ビジネス・ニーズの変化に応えるクラウドの進化とは」と題して講演した。

 小池氏はまず、ビジネス環境の変化として「ユーザーのデジタル化」を挙げた。「朝はスマートフォンの目覚ましで起床して、シャワーの前にFacebookやメールをチェックする。このように、皆の生活が強度にデジタル化したことで、アプリケーションには24時間365日の可用性や、1秒以下のレスポンスタイムなど、より高い要件が期待されるようになっている」(小池氏)。

 アプリケーションの要件の変化は、可用性やレスポンスだけではない。小池氏によれば、現在、ユーザーと接するアプリケーションの91%がメインフレームとデータ連携している。このデータを踏まえ、小池氏は「クラウドとバックオフィスの連携がより重要になってきた」と指摘した。

 「顧客がデジタル化したため、企業はこれまでのビジネスのやり方を再構築する必要がある。ベストプラクティスの入れ替えを、スピード感を持って実行しなくてはいけない」---。

 例えば、営業部門が過去のベストプラクティスに基づき、商品数を増やし、セールスマンを増やし、代理店を増やしても、顧客がデジタル化してしまったので成果が上がらない。企業は、既存のベストプラクティスを、クラウドとモバイルのテクノロジーをベースとしたものに刷新することを迫られている。この入れ替えを、とにかく素早く実行するべき、というのが小池氏の考えだ。そして、「その変革のスピードを加速させるのが、PaaS(Platform as a Services)である」(小池氏)。

 ここで小池氏は、同社が2014年に提供を開始したCloud FoundryベースのPaaS「IBM Bluemix」を紹介した。Bluemixは、アプリケーション実行環境やデータベースをクラウドサービスとして提供するもの。「Bluemixは、アプリケーション開発の時間軸にイノベーションを起こした。開発環境の構築と設定が数分で完了する」(小池氏)。

 また、小池氏は「Bluemixは、クラウドと、オンプレミス環境のバックオフィスとの連携も強化する」と説明。Bluemixとオンプレミスを統合する「Bluemix Local」や、Bluemixと基幹システム間でセキュアなデータ連携を可能にする「Secure Passport Gateway」、コンテナ管理のOSS「Docker」を独自拡張した「IBM Enterprise Containers」など、Bluemixでハイブリッドクラウド環境を構築・運用するための機能群を紹介した。