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写真1●大容量のNAS「Isilon HD400」
写真1●大容量のNAS「Isilon HD400」
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写真2●Hadoopへの対応を強化
写真2●Hadoopへの対応を強化
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写真3●「データレイク」に蓄積された多様なデータを柔軟に活用
写真3●「データレイク」に蓄積された多様なデータを柔軟に活用
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 EMCジャパンは2015年3月18日、スケールアウトNAS(ネットワーク接続型ストレージ)「Isilon」シリーズの新製品を発表した。大容量モデルの「Isilon HD400」を追加したほか、OSにも新機能を搭載した。これらを、多様なデータを蓄積/管理/分析可能にする「データレイク」を実現するための基盤製品と位置付ける。

 Isilon HD400は、「大容量のデータを低コストに保存するためのソリューション」(アイシロン事業本部長 倉橋秀則氏)。性能よりもデータ容量を重視するユーザーのニーズに応えるもので、容量を従来製品の2.5倍に増やし、最大で50PB(ペタバイト)まで拡張可能にした(写真1)。

 OSの最新版である「OpenFS 7.2」では、「Hadoop」への対応を強化した。サポート対象のディストリビューション(検証済みパッケージ)としては既に「Pivotal」「Cloudera」があったが、新たに「Hortonworks」を追加した(写真2)。さらにHadoopのファイルシステム「HDFS」の2.3と2.4への対応や、「Ambari」「Oozie」などHadoop用の各種ツールの動作保証も表明。加えて、Openstackのオブジェクトストレージ機能「Swift」にも対応した。

 EMCはこれらの製品を、「データレイク基盤」の一部と位置付ける。データレイクとは、基幹系業務システムなどで用いられる構造化データと、モバイルアプリや小型機器などから得られる非構造化データの両方をまとめて蓄積しようとするコンセプト。同社の製品群で、必要なデータへの効率的なアクセスや、柔軟な分析を可能にするという(写真3)。

 EMCは、2014年にオブジェクトストレージ「ECS(Elastic Cloud Storage)」を発表している(関連記事:米EMC、“アマゾン対抗ストレージ”を発表)。ファイル管理に長けたIsilonとオブジェクトを扱えるECSの両方でデータレイク基盤を支えることで「データ分析を完全にサポートできる」(倉橋氏)とした。

 倉橋氏は、Isilonの好調ぶりもアピールした。グローバルで5800社以上に採用されており、成長率は対前年比で25%。この伸びを牽引しているのが日本で、「グローバルの成長率の倍以上で拡大している」(倉橋氏)という。