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写真1●Violin 7300 Flash Storage Platformの外観
写真1●Violin 7300 Flash Storage Platformの外観
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写真2●米ヴァイオリン・メモリーで製品管理と戦略を統括するシニア・バイス・プレジデントであるサイード・ウィサール氏
写真2●米ヴァイオリン・メモリーで製品管理と戦略を統括するシニア・バイス・プレジデントであるサイード・ウィサール氏
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 ヴァイオリン・メモリーは2015年3月18日、オールフラッシュストレージの新製品で2015年1月に出荷した「Flash Storage Platform」(FSP、写真1)について、製品説明会を開いた。FSPでは、性能を追求した既存機種「Violin 6000シリーズ」とは異なり、企業情報システムの1次ストレージとして汎用用途に使えるように、データ削減やデータ保護などの管理機能を追加している。

 「データセンターのストレージを全てフラッシュにする」と、米ヴァイオリン・メモリーのサイード・ウィサール氏(写真2)はITインフラの今後を展望する。同氏は、ハードディスクがフラッシュに置き換わることで、ITシステムの費用が下がると主張する。例えば、データベース管理システム(DBMS)では、ストレージI/Oの高速化によってCPUコアなどのサーバーリソースが少なくて済むので、DBMSのライセンスを削減できるという。

 ハードディスクをフラッシュに置き換えるに当たり、これまでフラッシュがカバーしていた性能重視の領域だけでなく、現在のハードディスクが担っている汎用用途の領域にフラッシュを適用できるようにする必要がある。こうした背景から同社は、データ削減やデータ保護などの、汎用用途で必要になる各種のストレージ機能群を備えたストレージ新製品としてFSPを開発した。

 FSPでは、ハードディスクやSSDを搭載した一般的なエンタープライズ(企業情報システム)向けの1次ストレージと同等の機能を利用できる。例えば、インライン重複排除とデータ圧縮によって、容量単価を削減する。スナップショットや同期/非同期レプリケーションによって、可用性を高める。ボリューム容量を仮想化するシンプロビジョニング機能も持つ。業務サーバーのスナップショットをとるためのエージェントソフトウエアも用意した。OpenStackなどのクラウド運用ソフトから制御できるように、Web API(REST API)も搭載した。

3Uの製品とヘッド/ストレージ構成のモジュラー型

 FSPと既存製品のViolin 6000シリーズは、いずれも独自のハードウエアアーキテクチャーを採用して高速化を図ったSAN(FC/iSCSI)接続型のフラッシュストレージである(関連記事:フラッシュメモリーの活用でストレージ性能はムーアの法則を超える)。16個の東芝製NANDフラッシュメモリーと制御用のFPGAを搭載したメモリーモジュールを、高さ3Uのきょう体に64枚搭載する。きょう体側のハードウエアRAID機能により、メモリーモジュールをまたいだRAID構成をとる。

 FSPは、3Uラックマウント型の下位製品として「7300 FSP」および「7300E FSP」を用意している。物理容量は最小10.5Tバイトから最大70Tバイト、利用可能容量は最小7Tバイトから最大44Tバイトまで拡張できる。7300 FSPの性能は、100万I/O毎秒、最小遅延時間が250マイクロ秒、最大スループットが4.7Gバイト毎秒。同期レプリケーションの機能は備えないが、CDP(継続的データ保護)のための非同期および準同期のレプリケーションができる。

 上位製品の「7700 FSP」も用意している。ストレージコントローラー機能を提供するヘッドと最大6台までのストレージユニットを組み合わせて使うモジュラー型の製品である。可用性を高めており、アクティブアクティブ構成の高可用性クラスタリングが組めるほか、同期レプリケーションができる。容量は、1.3ペタバイトまで拡張できる。