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 米Appleが拡張現実(AR)の技術を使った製品を研究開発していると、複数の米メディア(Wall Street JournalCNETAppleInsiderなど)が、現地時間2015年3月18日に伝えた。Apple製品の市場動向に詳しい米Piper Jaffrayのアナリスト、Gene Munster氏が顧客向けの調査ノートで報告したという。

 それによると、Appleの社内にはARを研究する少人数のチームが存在し、そこでAR製品の可能性について調査しているという。そうした技術を使ったApple製品が登場するのは数年先と考えられるが、Munster氏は、AppleのAR製品は現在のスマートフォンと同じような、重要なテクノロジープラットフォームになる可能性があると考えている。また同氏は、Appleには消費者が切望するような製品を開発できる能力があるとも報告している。そうしたApple製品は、現在他社が提供しているようなプロトタイプとは対照的だと同氏は述べている。

 同氏によると、現実世界にさまざまな情報を重ね合わせて表示するARは、利用者の視界にイメージを投影するための何らかなのウエアラブル機器が必要になる。ウエアラブル機器は、利用者が身に着けるものであり、人に見られるものでもあるため、ファッション/デザイン性が重要になる。Appleには、AR技術と、人々が実際に身に着けたくなるような魅力的なデザインを組み合わせることができる独特の能力があると、Munster氏は考えている。

 ただし、現在のところAppleの研究チームは、ファッション性に富み、社会にも受け入れられるウエアラブルARデバイスをどのようにしたら作れるか、という模索をしている段階。現在行っている実験が、実際の製品に直接的に結びつくとは限らないと、CNETは伝えている。