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 インターネットイニシアティブ(IIJ)は2015年3月25日、欧州SAPのインメモリー型データベース「SAP HANA」を搭載した物理データベースサーバー機を月額制で利用できるようにしたクラウドサービス「IIJ GIOコンポーネントサービス データベースアドオン インメモリプラットフォーム for SAP HANA」を発表した。2015年4月1日に提供を開始する。主に、SAP ERPのシステム構築/移行を手がけるSIベンダーがユーザー企業に再販する。販売目標は、2015年度(2016年3月期)に8社(1社当たりDBサーバー4台を想定)。

 SAP HANAのソフトウエアのライセンスは別途必要になるが、同サービスを利用すると、HANA専用のデータベースサーバー機をユーザー企業が購入する必要がなくなる。これにより、IIJのクラウドサービスとして、ERPソフトとERP向けのデータベースサーバーの両方を用意できるようになった。

 IIJは元々、SAPのERPソフト「SAP Business Suite」などの基幹システムに向けて、サーバー仮想化ソフト「VMware vSphere ESXi」を自由に操作できる仮想化環境のクラウドサービス「IIJ GIOコンポーネントサービス 仮想化プラットフォーム VWシリーズ」を用意している。ところが、VWシリーズのERP環境からデータベースサーバーとしてSAP HANAを使いたい場合、これまではユーザー企業がSAP HANA用のデータベースサーバー機を購入して用意するしかなかった。

2Tバイトメモリーの大型物理サーバーを用意

 SAP HANAのデータベースサーバーをクラウド型で利用できるようにしたサービスには、IIJが発表したサービス以外に、大きく二つある。一つは、SAPジャパンがERPソフトや保守サービス込みで提供する「SAP HANA Enterprise Cloud」(HEC)である。もう一つは、クラウドサービス事業者の米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が提供する「SAP HANA One」である。AWSと比較したIIJのサービスの利点についてIIJは、「最大2Tバイトの大容量メモリーを使えることと、パブリッククラウドではなくオンプレミスに近い環境を用意できること」と説明する。