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 米Amazon.comは、現地時間2015年3月24日に行われた米国議会の公聴会で、同社が開発を進めているドローン配送システム「Amazon Prime Air」に対する米連邦航空局(FAA)の承認は「遅すぎて意味を成さない」と批判した。

 Amazon.comは2013年12月にAmazon Prime Airの計画を発表し、2014年夏に屋外での試験飛行のための許可をFAAに申請した。それから半年以上を経て、今月FAAがようやく試験飛行を許可する実験的耐空証明書を発行した(関連記事:米航空局がAmazon.comのドローンテストを許可、ただし諸条件付き)。

 複数の米メディアの報道(Wall Street JournalPCWorldForbesなど)によると、Amazon.comグローバルパブリックポリシー担当バイスプレジデントのPaul Misener氏は米上院小委員会で証言し、「FAAが承認したモデルはもはや旧式となっているため、テストは行わない」と述べた。同社はより高度なデザインの新しいモデルをすでに開発しており、英国など国外でテストしているという。

 FAAはドローン使用に関する規則の策定に取り組んでおり、2月に原案を発表したが、原案に盛り込まれた条件では配送サービスの実現が難しく、規則策定まで2年はかかるとみられる。原案発表を受け、Misener氏は消費者のニーズに対応した規則策定プロセスの迅速化をFAAに迫るとともに、Amazon Prime Airを米国外で始める意向を示唆している(関連記事:Amazon.com、米国外でのドローン配送サービス開始を示唆)。