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写真●Arianespace  Chairman and CEOの ステファン・イズラエル氏
写真●Arianespace Chairman and CEOの ステファン・イズラエル氏
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 仏Arianespaceは2015年4月9日、東京都内で記者会見を開催した。Chairman and CEOのステファン・イズラエル氏(写真)らが登壇し、同社の今後の事業展開や衛星打ち上げ市場の展望について述べた。

 今回の会見でイズラエル氏は、欧州宇宙機関(ESA)が2014年12月の閣僚級会議で開発を承認した次世代ロケット「アリアン6」の機体構成について、「Arianespaceが18の衛星運用事業者を行った市場調査の結果がベースになっている」と説明した。市場調査の対象となった18事業者には、日本の衛星運用事業者も含まれているという。

 アリアン6は、これまでArianespaceが数多くの衛星打ち上げの際に使っている「アリアン5」の後継機という位置付けである。イズラエル氏は、「アリアン6の設計は顧客主導」「顧客に満足していただけるロケット」とアピールした。

 説明終了後の質疑応答では、2020年の東京五輪開催が日本の衛星業界に与える影響について述べた。「これまでのオリンピックでは、衛星の市場を刺激する効果が見られた」「日本の衛星運用事業者がどう考えるかにもよるが、東京オリンピックは当社にビジネスチャンスをもたらすと考えている」とした。

 日本の衛星打ち上げ市場については、「非常に安定しており、プラスの方向に向かっている市場と認識している」という考えを示した。2014年に日本の衛星運用事業者が他の衛星打ち上げ事業者と契約を結んだ点については、「他の顧客の受注を抱えている関係で、そもそも手を挙げることができない場合もある」(東京事務所 代表の高松聖司氏)と説明した。