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 ベンチャー企業のモイは2015年4月22日、スマートフォンによるネット生中継サービス「TwitCasting(ツイキャス)」でEC(電子商取引)事業を始める。当面販売するのは音楽コンサートやイベントのチケットで、まずプロサッカーの浦和レッドダイヤモンズ(浦和レッズ)がホーム戦のチケット販売を決めた。モイは消費者と直接交流したり集客したりしながらECにつなげる、新たな販促支援事業として利用を広げる。

 ツイキャスは利用者が自身のスマートフォンを使って手軽に動画を生中継できるサービス。2010年2月にサービスを始め、女子高校生を中心に人気を集めている。この4月には登録利用者が1000万人を超えた。

 新たに始めるのは「キャスマーケット」。ツイキャスの動画配信画面でチケットを売買するための機能を開発した。

 チケットの売り手として想定するのは、ツイキャスを使って動画を配信している企業や個人事業主、アマチュアのミュージシャンなど。売り手は管理画面でチケット情報や価格、販売数などを登録する。

 既存のECサイトや「CtoC」と呼ぶ消費者間取引サイトとの違いは、生中継の最中にチケット販売もできることだ。ツイキャスは視聴者が投稿した文字コメントが配信画面に表示され、配信者がそれに答えることで双方が交流できる。ファンと交流している最中にチケット販売もアピールすることで、高い販促効果を期待できるという。

 浦和レッズはホーム戦の自由席チケットを販売する予定。これまでもツイキャスを使って、練習風景や休日の選手の様子を配信してきた。このほかシンガーソングライターの井上苑子なども販売を決めた。

 買い手は配信画面中の購入ボタンを押してチケットを購入。クレジットカード払いかコンビニエンスストアでの支払いかを選ぶ。購入したチケットはスマホ画面上に表示でき、イベント会場で提示したり紙のチケットに交換したりできる。モイは売り手からチケットの販売委託を受ける形を採用。販売金額の8%を手数料として受け取る。今後はチケット以外の物販も検討する。