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 インテルは2015年5月6日、大規模サーバー向けの新CPU、Xeon E7-8800/4800 v3シリーズを発表した(写真)。最大コア数を増やしたほか、大規模サーバー向けとしては初めてDDR4メモリーに対応。プロセッサ間の伝送速度も向上させて、全体的な性能を引き上げた。インメモリー処理の高速化に効く「TSX」機能も利用できるようになった。

写真●Xeon E7-8800/4800 v3シリーズのイメージ
写真●Xeon E7-8800/4800 v3シリーズのイメージ
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 Xeon E7-8800/4800 v3は、インテルが「Haswell」と呼ぶマイクロアーキテクチャー(プロセッサの内部設計)を採用した製品。基本構造は、2014年9月に発表済みのサーバー向けCPU、Xeon E5 v3と同等だ。電力当たりの性能やサイクル当たりの命令実行数が向上したほか、新命令「AVX 2.0」に対応、「VMCSシャドーイング」などにより仮想化性能を改善した。E5が2ソケットまでの対応なのに対し、E7は4ソケットや8ソケットの構成も採れる点が異なる()。

 Xeon E7 v3のCPUコア数は最大18個。コア数はモデルによって異なる。18コア時は最大36スレッドを同時に実行できる。共有キャッシュ容量は最大45Mバイト。プロセッサ間を接続する専用インタフェース「QPI」は9.6GT/秒(Tは転送回数)に引き上げた。従来のXeon E7 v2は、最大15コア、30スレッド、共有キャッシュ容量最大37.5Mバイト、QPIは8GT/秒だった。

 CPUが内蔵しているメモリーコントローラーは、Xeon E7シリーズとしては初めてDDR4 SDRAMに対応した。DDR4メモリーの「パフォーマンスモード」では1600MHz、「ロックステップモード」では1866MHzで動作する。前世代はDDR3-1600までだった。ただし、メモリー搭載容量は前世代と同じ。CPUの1ソケット当たり最大24枚のメモリーモジュールを取り付け可能。4ソケット時には最大6テラバイト、8ソケットだと最大12テラバイトのメモリーを搭載できるようになっている。

図●Xeon E7 v3シリーズの概要
図●Xeon E7 v3シリーズの概要
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 Xeon E7 v3シリーズの大きな特徴の一つが、「TSX(トランザクショナル・シンクロナイゼーション・エクステンション)」機能が使えるようになったこと。TSXは、Haswell世代のCPUに実装されているが、これまでは使えなかった。