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写真●日本IBMでストレージセールス事業部長を務める波多野敦氏(Spectrum AccelerateのiPad管理画面)
写真●日本IBMでストレージセールス事業部長を務める波多野敦氏(Spectrum AccelerateのiPad管理画面)
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画面●XIVのソフトウエアを切り出したSpectrum Accelerateの管理画面
画面●XIVのソフトウエアを切り出したSpectrum Accelerateの管理画面
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 日本IBMは2015年5月18日、SDS(ソフトウエアデファインドストレージ)関連のソフト製品群「IBM Spectrum Storage」について情報をアップデートした。6月29日には新サービスとしてストレージの稼働状況を監視するSaaS「Spectrum Control Storage Insights」を開始する。Spectrumブランドのソフトは、既存ソフトの製品名の変更などにより全6種に増えた。

 Spectrum Storageは、既存のストレージ製品をリブランドする形で2015年2月に発表したSDSの新ブランド。同時に提供を開始した中核製品「Spectrum Accelerate」は、ノードを並列に追加していくことで容量と性能を拡張できる並列分散ノード型のSANストレージソフトで、ハードウエア一体型の既存ストレージ「XIV Storage System」のソフトウエア部分を切り出したもの。日本IBMでストレージセールス事業部長を務める波多野敦氏(写真)は「ストレージ機能をソフトウエア化して外に出せばハードウエアに縛られない」と、その意義を説明する。

 2015年2月当初は、XIVのソフトウエアを切り出したSpectrum Accelerateと、「Spectrum Scale」(旧称はGeneral Parallel File System、GPFS)の2製品をラインアップしていた。いずれも複数ノードを束ねて単一の仮想的なストレージを構築できるソフトであり、前者は分散型のブロックストレージを、後者は分散共有ファイルシステムを実現する。

 5月18日には、国内でさらに2製品をSpectrumブランドのラインアップに加えた。一つは「Spectrum Virtualize」(旧称はSAN Volume Controller、SVC)で、複数の外部接続SANストレージや内蔵ストレージを束ねて仮想化するストレージ仮想化機能などを提供する。もう一つは「Spectrum Archive」(旧称はLinear Tape File System、LTFS)で、テープに対してファイルシステムとしてアクセスできるようにする。

 説明会では、XIVからソフトウエアを切り出した中核ソフトであるSpectrum Accelerateの管理画面をデモンストレーションして見せ(画面)、ハードウエア一体型で提供しているXIVとの違いを説明した。ソフトウエアはまったく同じものを使っており、サポートするSAN接続インタフェースがSpectrum AccelerateではiSCSIに限られる点を除き、機能面での違いはない。価格は、XIVが最小でも1億円ほどするのに対し、Spectrum Accelerateでは容量1Tバイト当たり50万円程度と、XIVよりも安価に抑えた。