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写真●米ニュータニックス、ソリューションマーケティング担当ディレクターのサチン・チェダ(Sachin Chheda)氏
写真●米ニュータニックス、ソリューションマーケティング担当ディレクターのサチン・チェダ(Sachin Chheda)氏
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図●Nutanix Community Editionの概要(出典:ニュータニックス・ジャパン)
図●Nutanix Community Editionの概要(出典:ニュータニックス・ジャパン)
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 スケールアウト型で利用できる仮想サーバー基盤アプライアンス「Virtual Computing Platform」(VCP)を手がけるニュータニックス・ジャパンは2015年5月28日、VCPからソフトウエア部分を切り出して無償化した「Nutanix Community Edition」を提供すると発表した(写真)。6月8日(日本時間の6月9日)からダウンロードにより入手できる。VCPの機能を広く知ってもらい、VCPのユーザーコミュニティを強化する狙いがある。

 汎用PCサーバーとソフトウエアで構成するハードウエアアプライアンスからソフトウエアだけを切り出し、拡張性などに制約を加えた上で無償で提供する。ソフトウエアだけをユーザーに提供するのは、今回の無償版が初めて。商用版をソフトウエアとして提供する予定はないという。無償版について開発元の米ニュータニックスは、開発用途や評価用途を想定。本番環境で使っても構わないが、開発会社によるサポートは受けられない。

 無償版は、汎用のPCサーバーで動作する。ダウンロードしたイメージを使って起動用のUSBメモリーをサーバー台数分作成し、これを使ってシステムを起動する()。サーバー仮想化ソフトはKVMを使う。サーバースペックとして、CPU(4コア)やメモリー(16Gバイト)、200GバイトのSSDと500Gバイトのハードディスク、米インテル製のNICなど、最低限必要な仕様が定められている。

 商用版のVCPとの違いの一つは、拡張性が最大4台に限られること。サーバー台数1台、3台、4台のいずれかの構成で利用できる。もう一つの違いは、サーバー仮想化ソフトがKVMに限られ、VMware ESXiやHyper-Vを選べないこと。また、DR(災害復旧)など大規模な本番環境に向いた機能群も管理画面から省略されている。

 ハードウエアアプライアンスのVCPは、仮想サーバーを動作させる目的に特化した物理サーバー機である(関連記事:ニュータニックスの分散FS仮想基盤、スワップ用にNVMeを採用)。ローカルストレージ(SSD/HDD)を使って、複数のサーバーにまたがった分散ファイルシステムを構成する。サーバーの台数を増やすスケールアウトによって、CPU性能とストレージ容量をともに拡張できる。