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AlteraのWebサイト
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 米Intelが同業の米Alteraを買収することで近く交渉がまとまると、複数の海外メディア(米New York Times英Reutersなど)が現地時間2015年5月29日に報じた。買収額は1株あたり約54ドルで、総額は150億ドルを超える。早ければ今週にも正式発表される見込みだが、「交渉は継続しており、破談になる可能性も残っている」と関係者は述べているという。

 米Wall Street Journalは、6月1日に正式発表があると見ており、同買収提案はAlteraの価値を約170億ドルと評価した水準と伝えている。

 両社の交渉は2015年3月に報じられたが、Alteraが1株あたり54ドルの提示額を不満として4月にこれを断った。しかしその後Alteraが発表した決算は利益が市場予測を下回ったため、主要投資家がAlteraにIntelとの交渉再開を迫った。

 1株54ドルという金額は、3月に初めて両社の交渉が報じられた前日の株価と比べ56%高く、5月28日の終値より15%高い。

 Alteraが手がけるFPGA(Field Programmable Gate Array)チップは、製造後に購入者が構成を変更できる点が特徴。従来は主に携帯電話基地局など特定のハードウエアが採用してきたが、最近では、サーバーシステムと組み合わせて大規模なデータセンターで導入する事例が増えているという。

 半導体業界ではこのところ企業統合が盛んで、5月28日には米Avago Technologiesが米Broadcomを370億ドルで買収する計画について、両社で合意したと発表した(関連記事:整理統合が進む半導体業界、AvagoがBroadcomを370億ドルで買収へ)。