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写真1●米シスコシステムズのジョン・チェンバース会長兼CEO(最高経営責任者)
写真1●米シスコシステムズのジョン・チェンバース会長兼CEO(最高経営責任者)
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 「10年後までに今の企業の40%が姿を消すだろう」――。米シスコシステムズのジョン・チェンバース会長兼CEO(最高経営責任者)は2015年6月8日(米国時間)、米サンディエゴで開催した同社の年次イベント「Cisco Live 2015」の基調講演で、聴衆にこのような警告を発した(写真1)。

 シスコは2015年5月に、チェンバース氏が7月にCEOを退任すると発表している(関連記事:米シスコのチェンバース氏がCEOを退任、後任はロビンス氏)。チェンバース氏にとってはこれがCEOとして臨む最後の基調講演だったが、聴衆の中に分け入って熱弁するという従来のスタイルを貫き、「情報時代(Information Age)からデジタル時代(Digital Age)」(チェンバース氏)に突入したこれからの企業や産業のあり方を語った(写真2)。

写真2●聴衆の中に入って熱弁するチェンバース氏
写真2●聴衆の中に入って熱弁するチェンバース氏
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 チェンバース氏が「10年以内に企業の40%が姿を消す」と語るのは、全ての企業がビジネスの「デジタル化」を迫られている一方で、多くの企業がそのデジタル化に失敗すると見ているからだ。ここで言うデジタル化とは、ITを活用することで、従来にはあり得なかったような方法で事業を展開することを指す。

 チェンバース氏はデジタル化したビジネスの例として、一般の消費者がタクシードライバーになる「Uber」や、同じく消費者の自宅の一室をホテルの部屋として貸し出す「AirBnB」を挙げ、企業がビジネスのデジタル化に失敗すれば、このような新興企業の台頭を招くと主張した。