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図●握手を交わすフジテレビの大多常務(左)とNetflixのPeters代表取締役社長
図●握手を交わすフジテレビの大多常務(左)とNetflixのPeters代表取締役社長
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 フジテレビジョンは2015年6月17日に会見を開き、米Netflixが運営するインターネット動画配信ネットワークを通じて、フジテレビのオリジナルコンテンツを配信すると発表した。同日の会見には、フジテレビ 常務取締役の大多亮氏とNetflix 代表取締役社長のGreg Peters氏が出席した。

 今回、Netflixへの供給が決まったフジテレビのオリジナルコンテンツは二つである。一つは、2012年10月から2014年9月にかけてフジテレビ系列で放送されていたリアリティーショーの「テラスハウス」の新作である「TERRACE HOUSE NEW SEASON COMING」(仮称)。もう一つは、連続ドラマの「アンダーウェア」(英題:Atelier)である。

 両作品ともNetflixの日本でのサービス開始と同時に、放送に先駆けて独占先行配信される。世界配信では、Netflixのロゴに続き、「Fuji Television presents」のクレジットが乗る。Netflixで独占先行配信を行った後は、地上波での放送に加え、動画・コミック配信サービス「FOD・フジテレビオンデマンド」での配信を予定する。

 フジテレビとNetflixの交渉は1年ほど前から始まったという。大多氏は、「まずNetflixからオリジナルコンテンツを何か一緒に作らないか、という話があった。日本の市場ではこういうものをやったほうがいいのではないか、など当社から色々と提案をさせていただき、最終的にはこの2作品の制作が決まった」と述べた。

 大多氏はNetflixをパートナーに選んだ理由として2点を挙げた。一つは、Netflixのコンテンツに対する愛情の深さという。「コンテンツについて色々深く考えているネットビジネスの会社というのは我々のほうから見てもいいな、という思いがあった」とした。もう一つは、フジテレビとNetflixのターゲット層が合致する点である。「Netflixから10歳代、20歳代を中心にユーザーを獲得していきたいという話があった。これはフジテレビが得意とするターゲットと重なる。そういう親和性もあるということで話が一気に進んだ」と説明した。

 NetflixのPeters氏は、フジテレビをパートナーに選んだ理由について、「フジテレビは素晴らしいコンテンツプロバイダーだし、素晴らしいい視聴者層を抱えている。彼らのコンテンツが多くの人に愛されているのも魅力」と述べた。そのうえで、「ただし、それよりも私が魅力を感じたのは、彼らの未来におけるテレビのビジョンだ。これからさらに革新的なことに挑戦していこうというチャレンジャー精神に非常に共感したので、彼らと組みたいと思った」と説明した。