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 米Microsoftは現地時間2015年6月17日、幹部人事の刷新を発表した。デバイス部門責任者のStephen Elop氏が退社し、OS担当責任者であるTerry Myerson氏がデバイス関連事業も監督する。

 Satya Nadella最高経営責任者(CEO)は今回の人事刷新について、「エンジニアリング活動および能力を当社の戦略に一致させるため」と説明している。同社は3つの中核目標として、プロダクティビティとビジネスプロセスの改革、インテリジェントクラウドプラットフォームの構築、よりパーソナルなコンピューティングの創造を掲げている。

 Myerson氏は、新部門Windows and Devices Group(WDG)の責任者となる。WDGは、従来のOS部門とデバイス部門を統合し、Windowsベースのよりパーソナルなコンピューティング体験の提供に焦点を当てる。

 Elop氏は、元フィンランドNokiaのCEO。MicrosoftでOffice部門責任者を務めていた2010年9月にNokiaのCEOに就任し、昨年MicrosoftがNokiaの携帯電話事業を買収した際にデバイス部門責任者としてMicrosoftに戻った(関連記事:MicrosoftのNadella CEO、NokiaのElop氏とクラウド責任者をEVPに任命)。

 Elop氏の指揮下でWindowsスマートフォンはシェアを縮小し、赤字を計上した。Microsoftは最近、スマートフォンを含むハードウエア事業のコスト削減策を発表している。ハードウエア事業はXboxやSurfaceなども手がけている(米Wall Street Journalの報道)。

 Cloud and Enterprise(C+E)部門は、引き続きScott Guthrie執行バイスプレジデントが指揮する。インテリジェントなクラウドプラットフォームの構築に加え、高付加価値のインフラとビジネスサービスにも注力する。その一環として、「Dynamics」製品をC+E部門に加える。

 Applications and Services Group(ASG)部門も引き続きQi Lu執行バイスプレジデントが責任者を務め、あらゆるデバイスで活用されるプロダクティビティサービスの促進を図る。

 Elop氏は職務の引き継ぎを完了したのち退社する。Kirill Tatarinov氏とEric Rudder氏も同社を去る。Mark Penn最高戦略責任者も9月に退社する意向を明らかにしている。

 Tatarinov氏は、Dynamics製品を含むBusiness Solutions部門の責任者を務めていた。Rudder氏は先進技術および教育関連を率いていたが、教育関連事業はASGに統合されるという(米New York Timesの報道)。

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