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書き込みキャッシュでHDDへの書き込みを連続的に

画面3●Nimble Storageのアーキテクチャー。メインメモリーをライト(書き込み)キャッシュとして、SSDをリード(読み込み)キャッシュとして使う
画面3●Nimble Storageのアーキテクチャー。メインメモリーをライト(書き込み)キャッシュとして、SSDをリード(読み込み)キャッシュとして使う
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写真2●米ニンブルストレージ、アジア太平洋&日本担当バイスプレジデントのピーター・オコナー(Peter O'Connor)氏
写真2●米ニンブルストレージ、アジア太平洋&日本担当バイスプレジデントのピーター・オコナー(Peter O'Connor)氏
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画面4●オーストラリアにある銀行の導入事例
画面4●オーストラリアにある銀行の導入事例
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 Storage InfoSightと並ぶNimble Storageの特徴の一つが、SSDとHDD(ハードディスク)を組み合わせて高速化を図った独自のアーキテクチャー「CASL」(Cache Accelerated Sequential Layout)である(関連記事:キャッシュは階層型ストレージより3倍速い)。一般的なSSD/HDDハイブリッドストレージとは異なり、ILM(階層型ストレージ管理)は行わず、SSDとメモリーをHDDのキャッシュとして利用する(画面3)。

 CASLについて川端氏は、「SSDとHDDの両方のメリットを引き出す仕組み」と説明する。Serial ATAのHDDは大容量で安価というメリットがあるほか、「シーケンシャル(連続的)なデータ書き込みではSSDよりも3倍速い」(同社)という。このため、書き込み時はライトキャッシュにデータをため、100回の書き込みを1回の書き込みにまとめるというように、できるだけシーケンシャルな書き込みになるようにしてHDDに書く。さらに、データ圧縮によってHDDに書き込むデータ量を減らす。

 一方、読み出し時は、SSDをHDDのリードキャッシュとして使う。また、頻繁に読まれることが想定されるデータについては、HDDに書き込む時点で、あらかじめSSDにも書いておく。

 製品発表会では、米ニンブルストレージでアジア太平洋&日本担当バイスプレジデントを務めるピーター・オコナー(Peter O'Connor)氏(写真2)が、いくつかの導入事例を紹介した。

 事例の一つはオーストラリアにある銀行で、米ネットアップのストレージをNimble Storageに置き換えてラック占有面積を9ラックから1ラック強へと削減した(画面4)。メールサーバー(Exchange Server)のシステムは6ラックをハーフラックに削減、オンラインバンキングなどに利用するデータベースサーバー(SQL Server)は3ラックを4分の3ラックに削減した。

 オーストラリアの別の金融機関では、EMCのストレージ(VMAXとVNX)を使った大規模ストレージ(本番環境は252ラックユニット、待機系は168ラックユニット)を、Nimble Storageに置き換えて本番系30ラックユニット、待機系24ラックユニットに置き換えたという。