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図●抽出プロセスでにおけるAImインタビューの成果物のサンプル(出典:富士通)
図●抽出プロセスでにおけるAImインタビューの成果物のサンプル(出典:富士通)
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 富士通は2015年6月24日、業務アプリケーションのシステム要件定義フェーズにUX(ユーザー体験)のデザインスキルを備えたSEやデザイナーを参画させてアプリケーションの完成度を高めるサービス「shaping Next UX」を開始した。インタビューやワークショップを介して、ユーザー自身も気が付いていない要求を引き出したり、あるべき要件を提案したりする。

 サービス開始当初のUX担当者は15人(SEが10人、デザイナーは5人)。SIサービスを提供するそれぞれの事業部門が受注したシステム構築案件の要件定義フェーズに加わり、独自のコンサルティング手法によって要件定義を主導する。価格は個別見積もりで300万円(税別)から。販売目標は2015年度(2016年3月期)に1億円。

 大きく三つのプロセスで要件を定義する。

 (1)「抽出プロセス」では、富士通研究所が開発したインタビュー技法「AImインタビュー」を用いてユーザーニーズを導き出す。同技法は、個人や組織が持つ価値観や理想像、問題意識などを構造化して中長期的なビジネスコンセプトをデザインするための定性調査技法であるという()。

 (2)「形成プロセス」では、ユーザー側の担当者と富士通グループのSE/デザイナーとでワークショップを行い、抽出プロセスで導出したユーザーニーズからUXのコンセプトを文書化、さらにUXのコンセプトを実現するための検討を行う。こうして、具体的な仕様書を作成する。

 ワークショップは、意見が出やすい環境として富士通デザインが運営する設備「HAB-YU platform」(東京都港区六本木)を利用。関係者が集って同等な立場で自由に意見を出し合うことでアイデアの発想を促す。同施設には効果的なワークショップを実現するためのツールなどが用意されているという。

 (3)「体感プロセス」では、富士通グループのSEとデザイナーがアプリケーションのプロトタイプを作成し、現場のユーザーとプロジェクト担当者に体感してもらい、評価結果を反映し、UXのコンセプトをブラッシュアップする。