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 米Microsoftと米AOLは現地時間2015年6月29日、広告に関する世界規模の提携を結んだと発表した。Microsoftは主要9カ国におけるディスプレイ、モバイル、ビデオ広告インベントリーの運用をAOLに委託する。また、両社は検索に関する10年間の契約も明らかにした。

 提携のもと、AOLは、米国、英国、カナダ、ブラジル、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、日本におけるMSNのホームページおよび垂直サイト、「Outlook.com」「Xbox」「Skype」や、各種アプリケーションの広告配信枠を管理および販売する。

 AOLが今年4月に立ち上げたプラグラマティック広告プラットフォーム「ONE by AOL」を利用し、クロスプラットフォームの高品質な広告インベントリーを提供することで、マーケターは自動車、エンターテインメント、健康およびフィットネス、ライフスタイル、金融、ニュース、スポーツ、旅行といった垂直サービスの視聴者に焦点を絞った効率的で効果的なキャンペーンを実行できるとしている。

 両社の提携には、検索事業に関する10年間の契約も含まれ、AOLはMicrosoftの検索結果と検索広告を採用する。2016年1月1日よりMicrosoftの「Bing」を導入し、従来の米Googleの検索エンジンから切り替える。

 なおAOLに関しては、米Verizon Communicationsが同社を買収することを5月に発表し(関連記事:VerizonがAOLを約44億ドルで買収へ、ビデオや広告に注力)、6月23日に手続きを完了している(Verizonのプレスリリース)。

 米メディアの報道(Wall Street JournalBloomberg)によると、MicrosoftはAOLとは別の地域を対象にした広告事業の委託で米AppNexusとも合意した。現在Microsoftの広告事業に従事している約1200人のうち一部がAOLまたはAppNexusに移籍する。さらにMicrosoftは、米Uberにデジタル地図表示事業を売却することも同日明らかにした。UberはフィンランドNokiaの地図事業HEREの買収に名乗りを上げたとも報じられている(関連記事:Uber、Nokiaの地図事業HEREに30億ドルの買収提案)。

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