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 米Gartnerが現地時間2015年7月6日に公表した市場調査によると、パソコン、タブレット端末、携帯電話を合わせた2015年の世界出荷台数は24億5400万台となり、前年から1.5%の伸びにとどまる見通し。

 同社はこれまで、2015年の世界出荷台数が同2.8%増になると予測していたが、今回これを下方修正した。西欧、ロシア、日本でパソコン販売の減速が予測されることがその理由という。ドル高の影響でパソコン価格が上昇したことが主な要因としている。一方で携帯電話の価格は低下しており、新興国市場を中心にこの分野は引き続き成長が続くと同社は見ている。

 Gartnerが予測する、2015年におけるデバイスの種類別出荷台数は、従来型パソコン(デスクトップ/ノートパソコン)が2億5100万台、高価格帯ウルトラモバイル(Windows 8とIntel x86プロセッサ搭載製品や、AppleのMacBook Airなど)が4900万台。これらを合わせた「パソコン」の出荷台数は3億台で、前年から4.5%減少する見通し。Gartnerは世界のパソコン市場は2016年まで回復しないと見ている。

 また、その他のウルトラモバイル(AppleのiPadやSamsungのGalaxy Tab S 10.5など)の出荷台数は2億1400万台で、前年から5.3%減少するという。このうちタブレット端末は2億700万台を占め、同5.9%減少すると予測している。

 一方、携帯電話の世界出荷台数は、前年比3.3%増の19億4000万台に達する見通し。ただし中国市場の影響を大きく受けるため、その伸びは鈍化が続くという。Gartnerによると、中国では初めて端末を購入する人の数が減っており、市場は飽和状態に近づきつつある。そのため、世界のスマートフォン市場で成長機会を探りたいメーカーは、いち早く中国以外の新興国市場に進出する必要があると同社は指摘している。そうした新興国では、まだフィーチャーフォンが大きなシェアを占めており、スマートフォンの2桁成長が見込めると、GartnerリサーチディレクタのAnnette Zimmermann氏は述べている。

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