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 米Yahoo!が現地時間2015年7月21日に発表した同年第2四半期(2015年4〜6月)の決算は、売上高が2ケタの成長率を見せたものの、提携企業に支払う手数料(TAC)の拡大が影響し、赤字を計上した。

 会計原則(GAAP)ベースの売上高は12億4300万ドルで前年同期から15%増加した。2億ドルのTACを除いた場合、売上高はほぼ横ばいの10億4300万ドルとなる。純損失は2200万ドル(希薄化後1株当たり純損失は0.02ドル)だった。特別費用を除いた非GAAPベースの場合、純損益は1億5300万ドルの黒字(希薄化後1株当たり純利益は0.16ドル)となる。

 前年同期はTACを除いた売上高が10億4000万ドル、GAAPベースの純利益が2億7000万ドル(希薄化後1株当たり純利益は0.26ドル)、非GAAPベースの純利益が3億8200万ドル(希薄化後1株当たり純利益は0.37ドル)だった。

 アナリストらは第2四半期の売上高を10億3000万ドル、特別項目を除いた1株当たり利益を0.18ドルと予測していた(英Financial Timesの報道)。

 第2四半期の検索広告収入は前年同期比22%増の5億2100万ドル(TACを除いた場合は同3%減の4億1500万ドル)。ペイドクリックは同約13%伸び、クリック単価は同約4%上昇した。

 ディスプレイ広告による収入は前年同期比15%増の5億ドル(TACを除いた場合は同3%増の4億700万ドル)。広告販売数は同約9%増加し、広告単価は同約10%上昇した。

 Marissa Mayer最高経営責任者(CEO)は、同社が戦略的に重視するモバイル、ビデオ、ネイティブ、ソーシャル広告の売上高が1年前と比べ60%成長していることを強調した。また、ディスプレイ広告が2010年以来最も大幅な伸びを示したことに言及し、「当社の改革は大きく進展している」と述べた。

 投資家が注目しているヤフー(Yahoo! Japan)の株式については、Ken Goldman最高財務責任者(CFO)が「ヤフー株から最大限の価値を得る方法を検討しているが、何らかの計画を進めるのは、中国Alibaba Group(阿里巴巴)の株式分離を完了した後になる」と発言した(米Wall Street Journalの報道)。

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