PR
写真●2015年6月8日に社長に就任した大田義実氏
写真●2015年6月8日に社長に就任した大田義実氏
[画像のクリックで拡大表示]

 VAIO株式会社(VAIO)は2015年8月19日、2015年6月8日に社長に就任した大田義実氏の社長就任会見を開催した(写真)。大田社長はPC事業の海外展開やロボット受託製造の強化など、今後の事業方針について語った。

 大田社長はこれからのVAIOが目指すこととして、「自立と発展」を挙げた。自立した会社作りのため、自社になかった営業部を2015年6月に新設した。大田社長は営業部設立の狙いについて「設計・製造から販売・サポートまで一貫した体制を作り、社員が売り上げや利益に責任を持つ組織に移行する」と述べた。

 「発展」は、PC事業の海外展開や、PC以外の新規事業への注力を指す。PC事業はパートナーとの協業により、米国とブラジルで展開する。米国ではトランスコスモスの米国法人と米国における販売代理店契約を結び、2015年10月5日から「VAIO Z Canvas」を販売開始する。

 ブラジルでは現地PC市場でシェア1位のPOSITIVO INFORMATICAと提携する。こちらはVAIO商標のPCの製造から販売・サポートまでを含めたビジネス全般の委託契約となる。これにより「米国では在庫や為替のリスクを我々が負うが、ブラジルではそれらのリスクを軽減できる」(VAIO)という。

 新規事業では、PCで培った設計・製造技術をPC以外の領域に生かす。PCを製造する安曇野工場では、過去にソニーのペットロボット「AIBO」を製造していた。このノウハウを生かし、現在は富士ソフトの人型会話ロボット「Palmi(パルミー)」を受託製造している。

 今後はロボットにとどまらず、ゲーム機、FA(ファクトリーオートメーション)やIoT(Internet of Things、モノのインターネット)関連機器の受託製造などにも取り組む。大田社長は「PCに代わる成長の芽を育て、2017年度には新規事業の利益をPC事業と同等にする」と力を込めた。