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 ハッカー集団が既婚者向け出会い系サイト「Ashley Madison」から先月入手した情報をオンラインで公開したと犯行声明を出したことを受け、同サイトを運営するカナダAvid Life Mediaは現地時間2015年8月18日、「これはハクティビストの行為ではなく、犯罪行為だ」と非難する声明を発表した。

 Ashley Madisonでは7月、セキュリティ侵害を受けたことを確認し、ただちにセキュリティ専門家などに依頼して本格的調査を開始。調査は現在も継続中で、カナダおよび米国の警察当局とも協力している。

 Avid Life Mediaは、セキュリティ侵害の犯人を名乗る個人あるいはグループが盗んだデータを公開したと主張していることを認識済みで、公開された情報の真偽を判断するために全力で監視および調査していることを明かした。同社は違法に公開された情報の削除に努め、引き続き法執行機関と協力して犯人に厳しい法的措置を科すよう求めていくと述べた。

 今回、流出データが公開されたのは8月18日の遅い時間で、最初に報じた米WIREDによれば、通常のブラウザーからはアクセスできないダークWebサーバー上に9.7Gバイトのデータがアップロードされた。

 公開されたデータには、氏名や住所、クレジットカード情報や支払取引情報が含まれ、米政府機関の職員、英国の公務員、欧州および北米企業の経営トップの電子メールアドレスと見られるものも多数あるという。「Impact Team」を名乗るグループは先月、3700万人分の個人情報を盗んだとする犯行声明を出し、情報を公開すると宣言していた(英Reutersの報道)。

 公開された情報の真偽は今のところ不明だが、一部のユーザーは自身の情報がその中に含まれているのを見つけ、情報が本物であることも確認したという(米Wall Street Journal)。

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