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 米Gartnerが現地時間2015年8月20日に公表したスマートフォンの販売統計調査によると、同年第2四半期(4~6月)の世界販売台数は前年同期比13.5%増の3億3000万台となった。この伸び率は2013年以降で最も低い。世界最大の市場である中国の販売台数が同4%減と、初めて前年割れし、世界市場全体に影響を及ぼした。一方でアジア太平洋地域の新興国(中国を除く)、東欧、中東・アフリカ地域は、中国メーカーや地場メーカーの好業績に支えられ急成長した。

 GartnerのリサーチディレクタAnshul Gupta氏によると、中国のスマートフォン販売は世界全体の30%を占めており、同国は世界最大の市場となっている。だがその低迷ぶりが、第2四半期の世界携帯電話市場にマイナスの影響を及ぼした。「中国市場はすでに飽和状態に達している。同国の携帯電話市場では、初めて端末を購入する人が減少しており、買い替え需要によって支えられている」(同氏)という。

 同年第2四半期のメーカー別販売台数を見ると、韓国Samsung Electronicsが7207万台で首位を維持した。だがSamsungの販売台数は前年同期から5.3%減少、販売台数シェアは同4.3ポイント低下した。同社は高価格端末の分野で大画面iPhoneとの激しい競争に直面しているという。

 Samsungに次いだのは米Appleで、その販売台数は4809万台だった。Appleの販売台数は前年同期から36%増加し、シェアは同2.4ポイント上昇した。Gartnerによると、iPhoneに対する買い替え需要は新興国、成熟国ともに旺盛で、とりわけ中国市場で顕著だった。iPhoneの中国における同四半期の販売台数は同68%増え、1190万台に達している。

 SamsungとAppleに次いで販売台数が多かったのは、中国Huawei Technologies(華為技術)で、その台数は2583万台。このあと中国Lenovo Group(聯想集団)の1641万台(Motorola Mobilityの台数も含む)、中国Xiaomi(小米科技)の1606万台と続いた。

 2015年第2四半期のOS別販売台数は「Android」が2億7101万台、「iOS」がメーカー別台数と同じく4809万台、「Windows Phone」は820万台、「Blackberry」は115万台だった。このうちAndroidの販売台数は前年同期から11%増だったが、GartnerのGupta氏によると、この伸び率はこれまでの最低水準。またAndroidのシェアは同1.6ポイント低下し、82.2%となった。Androidの世界シェア低下は、中国市場における同OSの低迷と、同じく中国市場におけるAppleの好業績が要因だとGartnerは分析している。

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