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図1●今回の訓練における衛星通信設備の配置図
図1●今回の訓練における衛星通信設備の配置図
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図2●災害時の衛星ネットワーク構成図のイメージ
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 スカパーJSATは2015年8月31日、厚生労働省DMAT(災害派遣医療チーム)事務局が主催する「平成27年度政府総合防災訓練における大規模地震時医療活動訓練」に、衛星通信サービスの「ExBird」(エックスバード)を提供すると発表した。

 全国のDMATが連携して毎年9月1日に実施する医療活動訓練に協力する。今回は首都直下型地震を想定し、九都県市合同防災訓練とも連携して、DMATの参集や活動、広域医療搬送などの訓練が行われる。

 スカパーJSATは、この訓練の中で、衛星インターネット回線と、衛星による拠点間の音声通信回線を提供する。これまで「ExBird」サービスは、固定されたアンテナでのみ提供してきたが、今回新たに複数の協力企業らの尽力を得て、移動可能な可搬型/車載型アンテナを設置することにした。協力するのは、東芝、西菱電機、日本無線、日本サテライトコミュニケーションズ、奈良先端科学技術大学院大学である。

 都内5カ所(東京臨海広域防災公園、羽田空港、護衛艦いずも、自衛隊中央病院、東京女子医科大学東医療センター)に、可搬型衛星アンテナを設置する。これにより、各訓練拠点から衛星通信を経由したインターネット接続および音声通信を可能にする(図1)。

 医療機関や関係する行政機関などは、大規模災害時に「EMIS(広域災害・救急医療情報システム)」と呼ばれるシステムにアクセスし、医療活動に関する情報をやり取りする。地震などにより地上回線が寸断したり公衆回線が輻輳(ふくそう)したりする場合は、安定した通信回線の確保が必要となる(図2)。

 スカパーJSATが提供する衛星通信サービスは、東日本大震災時にも衛星アンテナを設置することで、地上の被害が大きい地域でも安定した通信環境を提供した。それらの実績が認められ、今回の訓練で導入されることになったという。

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