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 米Facebookは、「Like(いいね!)」と逆の感情を表現するボタンを設置する計画だ。同社が米カリフォルニア州の本社で現地時間2015年9月15日に開催したユーザーとの質疑応答セッションで、Mark Zuckerberg最高経営責任者(CEO)が明らかにしたと、複数の海外メディア(米Wall Street Journal米New York Times米Washington Postなど)が報じた。

 残念な気持ちや不賛成の意思を示す「Dislike」ボタンの設置に対する要望は何年も前からFaceookに寄せられていた。例えば、家族に不幸があったという近況報告や難民問題のニュースなどに対して、「いいね!」は適切ではない。

 それでもFacebookはDislikeボタンの設置には消極的だった。同社はユーザー間のポジティブなやりとりを促すとの方針を持っており、投稿やコメントに対する否定的な反応がユーザーを失望させることを懸念していた。

 しかしFacebookは、ユーザーが悲しい出来事や不運な体験などに対して、共感する思いや勇気づけたい気持ちを示したいと考えていることを認識したという。「いいね!」以外の選択肢をユーザーに提供することは重要だと、Zuckerberg CEOは述べている。

 同氏によれば、新しいボタンのテストを近いうちに開始する。どのような名称でどのように動作するかなど、詳細は明らかにしていない。ソーシャルブックマークサイト「reddit」でコメントやスレッドを評価する「Upvote/Downvote」ボタンのようなスタイルにはしないつもりだという。

 そのほか、同セッションでZuckerberg CEOは、人工知能(AI)と仮想現実(VR)に寄せる期待についても語った。技術者の中には、こうした新技術がもたらすマイナス面を不安視する者もいるが、Zuckerberg CEOは「基本的に、人間性と新技術を良いことに使う能力を楽観視している」と述べた。