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 米Appleが腕時計型ウエアラブル端末「Apple Watch」の次期OS「watchOS 2」のリリースを延期した。理由は「不具合が見つかったため」としている。watchOS 2は現地時間2015年9月16日に公開される予定だった。

 複数の海外メディア(米New York Times英Reutersなど)の報道によると、Appleの広報担当者は同日、「watchOS 2の開発段階でバグを発見し、予想していたより修正に時間がかかっている。本日のリリースはとりやめるが、近いうちに公開する」と述べた。ただし、バグについての詳細な説明はなく、どれくらい延期するかも明言しなかった。

 watchOS 2では、ネイティブアプリケーションをサポートし、サードパーティーアプリケーションの情報をウオッチフェイス(文字盤)の表示要素に加えられる。新デザインのウオッチフェイス、過去・現在・未来のスケジュールや出来事を確認できる「Time Travel」機能、音声によるメール返信や定型文および絵文字を用いた返信などが利用可能になる。

 Apple自身はApple Watchの販売実績を明らかにしていないが、7月にAppleが2015会計年度第3四半期(2015年4~6月期)の決算を発表した際、アナリストらは、同端末の販売台数を150万~300万台と推計した(関連記事:Appleの4~6月期決算、iPhoneの販売台数35%増、中国市場112%増)。

 一方、モバイル向けプラットフォームの新版「iOS 9」は、予定通り9月16日に配信が始まった。リリース後すぐにダウンロードを試みた多くのユーザーから「ソフトウエアをアップデートできませんでした」というエラーメッセージが表示されたとの報告があるが、iOS新版は配信開始時のアクセスが殺到するため遅延や問題が生じるのは珍しいことではないと、米CNETは報じている。

 なお、「iOS 8」が昨年公開された際は、健康管理機能の開発ツール「HealthKit」などにバグが見つかり、すぐにアップデートをリリースしたが、今度は携帯電話ネットワークへのアクセスや指紋認証機能「Touch ID」に不具合が生じるとの苦情が多数寄せられ、即刻公開を中止するという混乱があった(関連記事:バグ修正のアップデート「iOS 8.0.1」で深刻な不具合、公開を即停止)。