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写真●日経パソコンの露木久修編集長が「ウエアラブル端末が未来を変える」と題して講演
写真●日経パソコンの露木久修編集長が「ウエアラブル端末が未来を変える」と題して講演
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 身に着けるパーソナルコンピューター、ウエアラブル端末。腕時計型の「スマートウオッチ」や、眼鏡型デバイスの「スマートグラス」が我々の社会にどう浸透していくか。これをテーマに、日経パソコンの露木久修編集長は、2015年10月2日、東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2015」会場内で、講演を行った(写真)。

 スマートウオッチについては、まず現在販売されている製品を紹介。その上で現状のスマートウオッチの課題を示した。現在販売されている製品としては、アップルの「Apple Watch」、ソニーモバイルコミュニケーションズの「SmartWatch 3 SWR50」、日本サムスンの「Gear S」、ASUS JAPANの「ZenWatch」などがある。これらの製品は、Gear Sの一部機種を除き、LTEや3Gの機能を持たず、スマートフォンの通信機能を利用することが前提となる。つまり、スマートフォンありきのデバイスになっている。

 スマートフォンと同じことがスマートウオッチ単体でできるようになるには、LTEや3Gなどの通信機能の搭載が不可欠。しかし、それには今以上のバッテリー容量が求められる。ただ、そうすると今度は大きく、重くなる――。そこに現状のスマートウオッチの課題があるとした。

 では、スマートウオッチにはどんな利点があるのか。スマートフォンにはない利点を次のように説明した。「常に身に着けていられるので、スマートフォンのようにいちいち取り出す必要がない。メールの着信があれば、片手をさっと見ればすぐに見られる。また、スマートウオッチはスマートフォンと違い、手で持たずに扱える。ハンズフリーになるため、今後はパーソナルな用途だけでなく、業務活用でも重要な役割を担うようになるだろう」とした。

 一方、眼鏡型のウエアラブルデバイスであるスマートグラスについては、パーソナルユースと業務活用に分類し、それぞれの製品を紹介。前者の代表例としてソニーの「SmartEyeglass」、後者の例として富士通の「IoT Solution UBIQUITOUSWAREヘッドマウントディスプレイ」を取り上げ、動画を交えて説明した。前者については、街頭を歩く際のナビゲーション、後者は工場などの現場でのアシスト機能などの用途で活躍が期待できるとした。

 最後に、ウエアラブル端末に求められるものとして、省電力と処理性能の両立を上げ、英ARMや米インテルのCPU戦略について述べた。また、Windows 10をOSとして利用する米マイクロソフトの「Holo Lens」にも触れ、「近い将来ウエアラブル端末があふれる社会になる」として、講演を締めくくった。