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写真●米CleversafeのWebサイト
写真●米CleversafeのWebサイト
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 米IBMは2015年10月5日(米国時間)、大容量のオブジェクトストレージを実現するソフトウエアのベンダーである米Cleversafeを買収すると発表した。Cleversafeの事業はIBMのクラウド事業部門に統合する予定。

 Cleversafeは2004年に設立されたベンダーで、大量のPCサーバーを束ねてエクサバイト級の容量を実現する分散ストレージソフトを販売している。画像や音声、動画といった大容量の非構造化データの保管に向くとする。日本ではKDDIがクラウドのストレージに、Cleversafeのソフトを採用している。

 Cleversafeの特徴は、長距離通信の世界で使われる「誤り訂正符号方式」を分散ストレージに採用していること。ファイルはまず暗号化した上で、たくさんのスライス(断片)に分割し、複数台のサーバーに分散配置する。

 スライスには他のスライスのパリティーデータが含まれており、必要な個数のスライスを読み出せば、すべてのスライスを読み出さなくても、元のデータを複合できる。スライスを配置したサーバーが故障したとしても、それ以外のサーバーにあるスライスを使ってデータを復元できるため、ストレージサービスの可用性を高められる。(関連記事:KDDIが採用した分散ストレージ「Cleversafe」、特徴は「誤り訂正符号方式」)。

 IBMはCleversafeのソフトを使ったオブジェクトストレージのクラウドサービスを、「SoftLayer」のサービスの一つとして提供する予定であるほか、オンプレミス用にソフトの販売も行う。