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 SAS Institute Japan(SAS)とマップアール・テクノロジーズ(MapR)は2015年10月6日、両社製品を使ったシステム開発を支援するための協業を発表した。SASのデータ分析ソフトとMapRのHadoopソフトを組み合わせて密に連携させるシステム形態である「SAS on MapR」を提唱し、こうしたシステムを構築するSIベンダーを2社が連携し合って共同で支援できるように組織体制を整えた。同時に伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)と日本ヒューレット・パッカードの2社が、SAS on MapRに沿ったシステム構築サービスの提供を始めた。

 SAS on MapRは、SASのデータ分析ソフトとMapRのHadoopディストリビューション(関連記事:企業向けHadoopの上位版はApache HBaseの諸問題を解決した)を密に連携させたシステム形態。SASのデータ分析ソフトからMapRのHadoop上にあるデータに直接アクセスし、MapRをビッグデータ用のストレージとして利用する。

 これまでHadoop上のデータをSASから利用するには、Hive(HadoopにSQLでアクセスできるようにするソフト)などの連携ソフトを利用するしかなかった。SASとMapRは、2015年夏にこれを改善。SASのデータ分析ソフトの機能を強化し、MapRのHadoop上にあるデータに直接アクセスできるようにした。これを受けてSIベンダー各社が、SAS on MapRのシステム構築サービスをメニュー化した。

 日本国内でサービスを始めた一社であるCTCは、社内検証センター内に常設のデモ環境やPoC環境を設置した。日本ヒューレット・パッカードも、製品サービスの体感施設であるEBC(エグゼクティブブリーフィングセンター)においてSAS on MapRの稼働環境を体感できるようにした。SASとMapRは、こうしたSIベンダーからの問い合わせに対して、両社が連携してサポートできるよう組織体制を整えた。