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 NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は2015年10月8日、東京・港区でプライベートイベント「NTT Communications Forum 2015」を開催した。基調講演では庄司哲也社長が「NTTコミュニケーションズのグローバルクラウドビジョン2015」をテーマに登壇(写真1)。2016年春に提供予定のIoT(Internet of Things:モノのインターネット)基盤サービスなど、今後のクラウド戦略について説明した。

写真1●NTTコミュニケーションズ 代表取締役社長の庄司哲也氏
写真1●NTTコミュニケーションズ 代表取締役社長の庄司哲也氏
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 庄司社長はICTに関して企業が抱える課題として、各国、事業部ごとにシステムが個別最適化されている点を挙げた。個別最適化により、ITガバナンスやセキュリティリスクへの対応が困難になる。さらに「グローバル全体で迅速なデータ収集や分析をしづらい」(庄司社長)ことも指摘した。

 NTTコムは2011年10月からICT環境のグローバル最適化を進めている。庄司社長は「従来の個別最適から、多少のカスタマイズはあるが基本的に標準化したサービスの提供に移行し、強化や拡充を続けている」と語る。

 ICT環境のグローバル最適化に加え、同社が注力しているのがSoftware Defined化(SDx)の推進だ。サーバー、ストレージ、ネットワーク機器をソフトウエアにより仮想化することで、遠隔での一元制御が可能になる。庄司社長はSDxの利点について、「対人でトラブル対応するのに数日~数週間かかっていたのが、顧客側での操作や自動化での対応により、低価格かつ数分で済む」と述べた。

クラウド分野で三つの新施策を紹介

 庄司社長はクラウド分野での今後の取り組みとして、「Enterprise Cloud(次世代クラウド基盤)」「データセンター間広帯域ネットワークサービス」「IoTプラットフォームサービス」を挙げた。

 Enterprise Cloud(次世代クラウド基盤)については、2015年12月に日本で提供開始し、順次海外でも提供していく。最大の特徴はソフトウエアでネットワーク機器を自動的に設定・制御する技術「SDN(Software Defined Network)」を活用することで、同社のパブリック・プライベートクラウドに加え、他事業者のパブリッククラウドサービスも一元的に管理できる点だ(写真2)。

写真2●他事業者のパブリッククラウドサービスも一元的に管理できる「Enterprise Cloud(次世代クラウド基盤)」
写真2●他事業者のパブリッククラウドサービスも一元的に管理できる「Enterprise Cloud(次世代クラウド基盤)」
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