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 米Rovi社は、有料テレビ放送およびOTT(オーバー・ザ・トップ)サービスの加入者を対象に、エンターテインメントコンテンツのディスカバリー、検索、レコメンド機能に関する視聴者トレンドの調査を、米国、欧州、アジアで実施し、その結果を発表した。この調査は、世界7カ国(米国、日本、中国、インド、英国、フランス、ドイツ)の4000人を対象に行ったものである。

 米国のケーブルテレビを中心に、有料テレビ放送のコード・カット(契約解除)の動きがあると伝わっているが、今回の調査では、全回答のうち実際に契約解除したのはわずか3%に過ぎないことがわかったという。

 米国の60%および全回答者の57%が、コード・カットについて「よく考えた」または「ある程度考えた」と回答するなか、日本は「よく考えた」「ある程度考えた」との回答者が42%と最も少なく、他国と比べて有料テレビ放送に好意的であることがわかったという。

 視聴するコンテンツの割合について、日本はリアルタイム放送を見る率が他国よりも低く、リアルタイム放送と録画番組に次いで、有料動画配信を見ているという結果が出た。具体的には、日本のリアルタイム視聴は39%(全回答者では48%)、録画視聴は39%(同18%)、有料動画視聴は19%(29%)だった。

 以下、国内の回答を紹介すると、視聴する番組を選ぶうえで最も参考にするのは、ネット検索で26%と最も高く、テレビの番組宣伝の23%が続く。ソーシャル上の話題(7%)や、テレビのレコメンド機能(4%)を参考にするという回答は1割以下にとどまった。

 「テレビや動画配信サービスのおすすめ機能を見ている」という回答は39%と調査対象国のなかで最も低かった。また、「テレビや動画配信サービスのおすすめ機能を見ている」という回答者の利用満足度は61%と調査対象国のなかで最小値にとどまり、「満足していない」という回答は32%と調査対象国のなかで最も高い結果となった。満足していない理由として、「おすすめの番組が自分の好みにあっていない」が40%を占めたという。

 この調査において対象とした4000人の内訳は、米国1000人、日本、中国、インド、英国、フランス、ドイツは各500人。調査期間は2015年8月7日から8月14日。参加者の条件は有料テレビ放送の加入者、テレビまたは動画配信サービスの加入者、またはオンライン・ストリーミング・デバイスを使用していることである。調査結果は、Rovi社が2015年10月7日に発表した。