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 米デルと米EMCは2015年10月12日(現地時間)、デルによるEMC買収を正式に発表した。買収総額は約670億ドル(1ドル120.12円で、約8兆480億円)。EMCが80%の株式を保有する米ヴイエムウェアは、上場株式会社として維持される。2016年10月までに買収完了する予定だ。

 今回の買収により、コンシューマーからエンタープライズ領域をカバーする巨大ITベンダーが誕生することになる。両社は今後、デジタル変革やソフトウエア・デファインド・データセンター、ハイブリッドクラウドやコンバージドインフラなどに注力していく。EMCやヴイエムウェアのほか、ピボタルやRSAといったEMCグループ企業との協業も示唆している。

 EMCの株主は一株当たり約24.05ドルを受け取るほか、ヴイエムウェアの業績に連動する連結株を追加で受け取る。ヴイエムウェアの市場評価額は340億ドルとされている(関連記事:DellがEMC買収で交渉中か、技術業界最高額の取引になる可能性)。デルによるEMC買収の観測は、複数の海外メディアにより報じられていた。

 EMCがデル以外の提携先を探すことができる“go-shop”条項が契約に盛り込まれるとする見方もあったが、今のところ明らかではない。