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 米EMCと子会社の米VMwareは2015年10月20日(米国時間)、両社のクラウド事業を統合した新会社、米Virtustreamを50対50の出資比率で設立すると発表した。VirtustreamはEMCが2015年5月に12億ドルで買収したクラウド事業者の会社名。新会社のCEO(最高経営責任者)には旧VirtustreamのCEOだったRodney Rogers氏が就任する。

 EMCは旧Virtustreamを買収した後、VirtustreamをEMCのクラウド事業のブランド名の一つにしていた。新会社であるVirtustreamには、VMwareのIaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)である「vCloud Air」とVirtustreamのIaaS、EMCの子会社で垂直統合ハードウエアを販売するVCEが提供するハードウエアの遠隔管理サービス、EMCのストレージ遠隔管理サービスやオブジェクトストレージのクラウドサービスなどを統合する。

 EMCはプレスリリースの中で、新会社であるVirtustreamの売上高は2016年に数億ドル規模、今後数年内に数十億ドル規模に成長する見込みだと述べている。

 VMwareが手掛けていた、vCloud Airを実現するソフトウエアをデータセンター事業者に販売し、データセンター事業者がvCloud Airと互換性のあるクラウドサービスを顧客に提供できるようにする「vCloud Air Network」の事業は、今後もVMwareに残す。

 VMwareはvCloud Air Network事業の受け皿として「Cloud Provider Softwareビジネスユニット」を社内に新設する。同ビジネスユニットには、クラウド管理ソフト「vCloud Director」の開発チーム、Virtustreamのクラウド管理ソフト事業などを移管する。