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写真●IBMのBob Picciano上級バイスプレジデント(左)とWeather CompanyのDavid Kenny会長兼CEO(右)
写真●IBMのBob Picciano上級バイスプレジデント(左)とWeather CompanyのDavid Kenny会長兼CEO(右)
(提供:IBM)
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 米IBMは現地時間2015年10月28日、米Weather Companyから企業間事業やモバイル資産、クラウドベースのWeb資産などを買収することで最終合意に達したと発表した。IBMは同買収により、コグニティブ・コンピューティング「Watson」のIoT分野への拡大を推進する。買収手続きは2016年第1四半期に完了する見通し。

 IBMは、Weather Companyの「WSI」「weather.com」「Weather Underground」事業と、Weather Companyブランドを獲得する。ケーブルTVチャンネルの「Weather Channel」事業は対象に含まれない。

 IBMは、Weather Companyの技術および専門知識を、新たなIoT事業部門「Watson IoT」とIoT向けクラウドプラットフォームに統合する。

 Weather Companyは、米ベンチャーキャピタルのBlackstone GroupとBain Capital、および米NBCUniversalで構成されるコンソーシアムが所有する企業。同社の高度なモデル解析は、30億もの気象予測ポイント、4000万台以上のスマートフォン、5万機以上の飛行機から収集するデータを処理および分析し、リアルタイムで配信する。こうしたデータに基づいた製品やサービスを、航空、エネルギー、保険といった様々な業界の企業に提供している。

 IBMとWeather Companyは今年、リアルタイムの気象予測をビジネスに取り込んで活用するための戦略的提携を締結し、Weather Companyの気象データサービスプラットフォームをIBM Cloudに移行する計画を明らかにしていた。

 IBMは買収額については明らかにしていないが、米Wall Street Journal(閲覧には有料登録が必要)は、関係者による情報から「20億ドル以上」と報じている。Blackstone Groupらのコンソーシアムが2008年にWeather Companyを買収した際の金額は約35億ドルだった。

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