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写真●「Smart Reply」の画面例
写真●「Smart Reply」の画面例
(出所:Google)
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 米Googleは現地時間2015年11月3日、電子メールアプリケーション「Inbox by Gmail」に機械学習技術を用いた返信補助機能「Smart Reply」を追加すると発表した。今週中に提供を開始する。

 Smart Replyは、受け取ったメッセージの内容に応じて、短文の返信候補を最大3通り提示する。例えばパーティーの招待メッセージに対して、「仲間に入れて!」「参加します!」「残念ですが行けません」という短文の候補が画面下部に表示される。いずれかをタップして選び、そのまま送信してもよいし、自分の言葉を付け加えることもできる。

 ユーザーが選んだ候補文、あるいは選ばなかった候補文をもとに学習するため、使うほど精度が向上する。

 大量のメッセージを受け取る人にとって、たとえ短い返事でもスマートフォンでテキストを入力するのは面倒なもの。返信を必要とするメッセージかどうか自動的に判断し、いくつか自然な言葉づかいの返事を生成してくれるシステムがあれば便利だと考え、数カ月前から開発に取り組んでいたという。

 Smart Replyはリカレントニューラルネットワーク(RNN:Recurrent Neural Network)を採用し、受信したメッセージをエンコードするRNNと返事を予測するRNNを組み合わせる。なお、「人間がメッセージの内容を読むことない」と、Googleはプライバシー保護を強調している。

 Smart Replyは、Android版およびiOS版アプリケーションで利用可能にする。当初は英語のみ対応する。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]