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 NECは2015年11月4日、HDTV映像のリアルタイム処理を実現するコーデックの新製品として、圧縮方式「H.265/HEVC」に対応するエンコーダ装置「VC-8700」とデコーダ装置「VD-8700」を2016年4月に発売すると発表した。

 従来の映像圧縮規格であるH.264/MPEG-4 AVCより圧縮効率を2倍程度向上できる。放送事業者は現場で撮影したHDTV映像を、効率的に放送局へ伝送できる。

 今回のコーデック装置の特徴としてNECは低遅延を挙げる。約20ミリ秒の遅延時間で圧縮・伸張処理を行う。遠隔地からの生中継や、送られてくる映像を見ながら可動式カメラを遠隔制御する場合など、リアルタイム性が求められる場面でもよりスムーズな伝送が可能になるという。

 新製品は、音声データの圧縮方式としてMPEG-4 AAC ELD規格に対応した。従来製品よりも音声圧縮に割り当てるビットレートを削減し、映像圧縮により多くのビットレートを割り当てることが可能になるため、より高画質な映像を伝送できるという。

 出荷の開始は2016年4月から。販売台数は、今後3年間で1000台を目標とする。

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