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写真1●NTTコミュニケーションズでクラウドサービス部長を務める田中基夫氏(写真左)と、米ヴイエムウェアでクラウドプラットフォーム担当副社長を務めるマーク・ローマイヤー氏(写真右)
写真1●NTTコミュニケーションズでクラウドサービス部長を務める田中基夫氏(写真左)と、米ヴイエムウェアでクラウドプラットフォーム担当副社長を務めるマーク・ローマイヤー氏(写真右)
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 クラウドサービス事業を手がけるサービスプロバイダーのNTTコミュニケーションズ(NTTコム)と、クラウド基盤ソフトを開発するヴイエムウェアは2015年11月9日、米ヴイエムウェアが開発中の新たなクラウド基盤のサービス化に向けて提携したと発表した(写真1)。ヴイエムウェアは、コンテナベースの仮想化製品である「Photon Platform」と「vSphere Integrated Containers」について、テクノロジープレビュー版と技術支援をNTTコムに提供する。

 米ヴイエムウェアでクラウドプラットフォーム担当副社長を務めるマーク・ローマイヤー氏は会見で、「これからはコンテナによる仮想化を推進する」と主張した。企業が現在抱えている課題についてローマイヤー氏は、「コンテナを操作するアプリケーション開発者と、仮想マシン(VM)単位でインフラを管理しているIT部門の間に溝がある」と指摘。これを解決し、コンテナとVMを同等に管理できる製品としてvSphere Integrated Containersを開発しているとした(図1)。

図1●vSphere Integrated Containersでは、VMと同様にコンテナも管理できるようになる
図1●vSphere Integrated Containersでは、VMと同様にコンテナも管理できるようになる
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図2●コンテナ仮想化を実現する二つのクラウド基盤ソフト(vSphere Integrated ContainersとPhoton Platform)の比較
図2●コンテナ仮想化を実現する二つのクラウド基盤ソフト(vSphere Integrated ContainersとPhoton Platform)の比較
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 vSphere(ESXiやvCenter)によるVMの管理をベースにしつつ、VMと同様にコンテナも管理できるようにした製品がvSphere Integrated Containersになる。これに対して、最初からコンテナ専用のクラウド基盤として開発している製品が、Photon Platformになる(関連記事:米VMwareが踏み出した「脱vSphere」、狙いは「DevOps」図2)。Photon Machine(軽量の仮想化基盤)やPhoton Controller(運用管理機能)などで構成する。

 NTTコムは現在、可用性などを追求した業務システム用途のクラウドサービス「Enterprise Cloud」と、APIなどを充実させてアプリケーション開発者にとって使いやすいことを狙ったクラウドサービス「クラウド・エヌ(Cloudn)」の2種類のクラウドサービスを提供している。2015年12月には、これらを統合する。Enterprise Cloudをベースにしつつクラウド・エヌの機能を取り込んだものになる。

 今回の提携を受けてNTTコムは、vSphere Integrated ContainersやPhoton Platformに関する技術支援を生かして、Enterprise Cloudの新サービスについて検討を行うとしている。現時点では、これらミドルウエアの採用に関する具体的なプランは何も決まっていない。