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図●インシデント・アクシデント分析支援システムの業務プロセス(出典:日立産業制御ソリューションズ)
図●インシデント・アクシデント分析支援システムの業務プロセス(出典:日立産業制御ソリューションズ)
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 日立産業制御ソリューションズ(HiICS)は2015年11月12日、医療機関に向けた業種特化型の業務アプリケーションパッケージとして、医療情報の共有と分析によって医療事故を防止することを狙ったソフト「インシデント・アクシデント分析支援システム」()の販売を開始した。ソフトウエアは、WebアプリケーションサーバーのミドルウエアをベースにHiICSが開発した。案件に応じて、既存システムとの連携や機能のカスタマイズも請け負う。価格は個別見積もり。

 医療機関の事故を防ぐことを目的とした情報活用ソフトである。実害に到らなかったインシデント(ヒヤリハット)と実害があったアクシデント(医療事故)をともに管理する。報告書の登録機能と閲覧機能、登録データを分析して原因を究明したり対策を立案したりする機能、などで構成する。改善の実施指示やメッセージ送信といったワークフロー機能も備える。原因分類別の集計データの参照や、他病院を含む過去の事例の検索などもできる。

 特徴の一つは、インシデントやアクシデントの原因を分析しやすいように、報告書の入力項目やォーマット、原因の分類、原因分析の手法に工夫を凝らしたことである。医療現場における過去の失敗に学んで再発・未然防止の実現を目指す手法で、東京大学大学院工学系研究科特任教授の濱口哲也氏が提唱する「医療版失敗学」の原因分析手法を採用したという。

 Webアプリケーションであるため、院内であればどこでもWebブラウザーから報告書の作成や閲覧ができる。サーバーソフトの稼働OSは、Red Hat Enterprise Linux 7/CentOS 7、Windows Server 2012/2012 R2。利用環境として任意のWebブラウザーが必要(動作検証済みのWebブラウザーは現在のところInternet Explorer 8のみ)。集計結果をCSV出力する場合はExcelなどが、帳票をPDF出力する場合はAdobe ReaderなどがクライアントPC側に必要。