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 2015年11月28日、経済産業省主催のイノベーター育成プログラム「始動Next Innovator 2015」の参加者による‟同窓会”イベントが行われた(写真1)。同月17日に行われた報告会(シリコンバレーへの派遣で「実行者」を増やせ、経産省が育成プログラム報告会)が、主催者による公式イベントだったのに対して、28日はプログラム参加者による自主イベント。プログラム参加者の1人である刈内一博氏が企画し、首都圏以外からの参加者を含む約40人が集まった。

写真1●11月28日に行われた始動プログラム「同窓会」
写真1●11月28日に行われた始動プログラム「同窓会」
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 始動Next Innovator 2015では、新規事業に挑戦する企業の担当者や起業家を募り、まず122人を選出。その122人を対象とした国内での研修プログラムを経て、選抜された20人を米国シリコンバレーに2週間派遣した。28日のイベントでは、派遣者を代表して、NECの目黒友佳氏が現地での体験を共有した。

「良い失敗」と「愚かな失敗」

 2週間の派遣プログラムは、最初と最後にピッチ会があり、各人の事業案を披露する。その間にたくさんの現地起業家やベンチャーキャピタリスト(VC)らとの面談があり、その指摘を踏まえて事業案をブラッシュアップするという立て付けになっている。

 目黒氏は、この派遣プログラムから学んだことを「シリコンバレーのエコシステムとカルチャー」「イノベーターマインド」「大企業のイノベーション」の3点にまとめた。

 とりわけ時間を割いて説明したのが、現地のイノベーターマインドだった。シリコンバレーには、挑戦して成功した人を褒めたたえる文化があるとし、逆に失敗を恐れてチャレンジしない人がその対極にある。日本の大企業のイメージは後者にあるとして、個々人の意識やそれを取り巻く社会環境に大きな違いがあることを強く感じたという。また、失敗にも、「良い失敗」と「愚かな失敗」があり、良い失敗をした人には再起のチャンスが巡りやすい。