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 フランスLVMH傘下のスイス高級腕時計メーカーTAG Heuerは、米Googleの「Android Wear」を採用した腕時計型ウエアラブル端末「TAG Heuer Connected」の生産量を拡大すると、米Bloombergが現地時間2015年12月4日に報じた。

 Bloombergの取材に応じたLVMH時計部門担当責任者のClaude Biver氏によると、小売店や代理店などから10万台余りの発注を受けているという。

 TAG Heuerは、今年3月に発表したGoogleおよび米Intelとの提携に基づき、Connectedを11月にリリースした(関連記事:TAG Heuer、Android Wear搭載スマートウオッチ「Connected」を発売)。本体はチタニウム製で、サファイアガラスを用いた1.5インチディスプレイ(解像度は360×360ドット、240ppi)を搭載。Intel製デュアルコアプロセッサ、1Gバイトのメモリー、4Gバイトのストレージを内蔵し、Bluetooth 4.1、IEEE 802.11 b/g/nをサポートする。Androidデバイスだけでなく、iOSデバイスとも連係する。

 Biver氏は、Connectedの週あたりの生産台数を現在の1200台から2000台に引き上げると述べた。また、オンライン販売を2016年5月か6月まで一時中止して、実店舗での販売を優先させることを明らかにした。さらに、2016年末あるいは2017年初めには、ゴールドやダイヤといった素材を用いた幅広いデザインのモデルを展開する計画も示唆した。

 米TechCrunchはConnectedが好調な理由について、1500ドルという値付けが高級腕時計の世界では比較的安価であること、またTAG Heuerの製品であれば購入する熱心なコレクターが数多くいることだと指摘している。実店舗での販売を重視していることから、TAG Heuerは技術よりもTAG Heuerに関心のある昔ながらの顧客にスマートウオッチを販売する方針だとみられる。