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 NECは2015年12月16日、欧州SAPのインメモリーデータベース(DB)「HANA」への移行を支援する「HANAマイグレ―ションサービス」を、同日に提供開始すると発表した。ユーザー企業が保有する既存システムの課題を洗い出し、HANAへの移行計画を策定、移行作業を支援する。価格は個別見積もりで、900万円(税別)から。今後3年間で60社への販売を目指す。

 NECは「今後、HANAへの移行を検討するユーザーは増加する」と予想する。SAPジャパンが2月に提供開始したERP(統合基幹業務システム)の、「SAP Business Suite 4 SAP HANA (S/4HANA)」はHANAにしか対応していない。これまで「R/3」など同社のERP製品は、米オラクルや米マイクロソフトが開発するDB上でも稼働してきた。R/3などからS/4HANAへ移行する際は、既存DBをHANAに移行する必要がある。

 既存システムの課題の洗い出しでは、保有するERPやDBなどの運用における問題点を調べる。次に、HANAへ移行した場合の投資対効果を見積もる。既存のERPで作成したアドオン(追加開発)プログラムをどれくらい改修しなければいけないかも調査する。DBをHANAへ変更した場合、既存のERPに対するアドオンプログラムが動作しない可能性があるからだ。NECは自社の基幹システムが稼働するDBをHANAへ刷新するプロジェクトを開始しており、2016年度中に完了する見通しだ。「自社システム刷新で得たノウハウを顧客に提供したい」(同社)。