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 米GoogleのSundar Pichai最高経営責任者(CEO)は、インド・ニューデリーで現地時間12月16日に開催したイベントで、同国における事業計画の概要を明らかにした。インド生まれの同氏がCEO就任後、同国を公式訪問したのはこれが初めてという。インドの日刊紙The Indian Express米Wall Street Journal、米Forbesなどの海外メディアが報じた。

 Googleは今年9月、インド国内の400に上る鉄道駅に無料の公衆無線LANを設置するというプロジェクトを発表したが、Pichai CEOはその進捗について、「計画は順調に進んでおり、2016年の年末までに100駅でサービスを開始できる見通しだ」と述べた。最初に設置されるのはインド西海岸のムンバイセントラル駅で、2016年1月にもサービスが始まる見通しという(関連記事:インドの鉄道400駅に無料Wi-Fiを Googleが協力表明)。

 またPichai CEOはインド南部の都市、ハイデラバードに新たに巨大な社屋を建設するという計画も明らかにした。同社はさらに多くの現地従業員を雇い、事業開発を推し進める。またバンガロールにある研究開発施設も拡大し、エンジニアの雇用を増やすとしている。

 このほか同氏は親会社のAlphabetが進めている気球を使ったインターネット接続環境構築プロジェクト「Project Loon」についても言及し、同プロジェクトがインドの農村地域に最適だと述べた。Alphabetは今年10月、インドネシアで2016年にProject Loonの試験運用を始めると発表していた。だがWall Street Journalによると、インドでは約10億人がいまだインターネットにアクセスしていない状況。Googleはそうしたインドの人々にGmailやYouTubeなどの同社サービスを使ってもらいたい考えだと、同紙は伝えている(関連記事:Google、気球を使うインターネット接続プロジェクト「Project Loon」に関して仏研究機関と提携)。