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 米Amazon.comが航空機を使った自前の輸送業務を始める計画を立てていると、米The Seattle Times米Wall Street Journalなどの海外メディアが現地時間2015年12月18日までに報じた。

 Amazon.comは現在、複数の航空貨物会社と約20機のBoeing 767を賃借する契約について協議している。同社は2016年1月下旬にも自前の空輸業務を始めたいと考えているという。狙いは、既存の輸送業者への依存を減らすことにある。

 これにより同社は、商品配送のコスト削減と遅延問題の解決を図るとThe Seattle Timesは伝えている。また同紙によると、米UPSや米FedExなどの既存サービスは、急速に伸びるeコマース事業の成長を阻害する要因になるとAmazon.comは考えているという。こうしたサードパーティーへの依存を減らし、輸送業務を自社で管理したい考えだと伝えている。

 Amazon.comはオハイオ州ウィルミントンの航空貨物会社、Air Transport Services Group(ATSG)と提携しており、すでに試験運用を始めている。現在行われている協議がまとまれば、ATSGとの試験の規模を大きく上回るものになるという。

 なおATSGは、貨物機のリースや運航サービスのほか、保守などの関連サービスを航空会社などの外部企業に提供している。Amazon.comはこうした航空貨物会社の一括サービスを利用し、自社の空輸業務を本格展開するものと見られている。Wall Street JournalによるとAmazon.comは今後3年かけて段階的に運用する機体の数を増やしていく計画という。